【日時】2021年7月11日(日) 14:00〜16:00

【会場】江戸川区子ども未来館

【対象】小学生12名

【担当講師】知財創造教育支援委員会 原田 潤子、遠田 利明

■授業の概要

江戸川区子ども未来館「子どもアカデミー」前期ゼミ「アイディアをカタチにしよう−知的財産について学ぼう−」第4回のテーマは「商標」です。

前半は、商標についての講義を行いました。商標は、文字商標、図形商標、立体商標、音商標、色彩商標等、様々な商標がありますが、クイズを交えながら、これらの商標の態様について混乱せず、楽しく学んでいただけたと思います。また、ネーミングによっては優れた顧客吸引力を有し、

その商品の売り上げに大きく貢献することについて、子供たちは大変興味を持ってくれました。

最近のトピックスである鬼滅の刃(登録商標、地模様の商標)の登録及び拒絶の状況については、

多くの子供たちが目を輝かせて聞いていただき、休み時間においても、大いに盛り上がりました(講義時間:約50分)。

5分の休憩の後、後半は、商標工作で「空飛ぶおもちゃ」の作成と、そのおもちゃに対するネーミングを考えてもらいました。

おもちゃは、フライングディスクの形態を基本としましたが、その形態にとらわれず、

よく飛ぶ形態を自分で考えて、作成していただきました。

材料は、紙皿、プラスチック皿、紙コップ、割りばし、紙芯、折り紙、シールなどを用意しました。

未来館の正面玄関前にて、飛距離コンテストを開催したところ、フライングディスクの形態が最も距離が長く、19.5mまで飛ばすことができました。今回は、10m以上飛ばした子供が7人いました。

なお、紙芯を繋げてポール(棒高跳びの棒)のようなおもちゃを作成した子供もいました

(工作及び飛距離コンテスト時間:50分)。

最後に、ネーミングについてコンテストを行いました。面白いネーミングが多く、なかなか優勝が決まらず、最後まで残った子供たちのドキドキした顔が印象的でした(商標コンテスト時間:約15分)。

■参加者の感想(一部抜粋しての紹介)

「今回は、夏の自由けんきゅうでだせて、実さいに使えるのでうれしかったです」、「たのしかった。男のロマンの名前をつけるのが大へんだった」、「フリスビーを作って、自分だけの名前をつけて、とばすことができて楽しかった」、「商品の名前をつけのはむずかしいなとも気がつきました」、「商標コンテストと飛距離コンテストをしてたのしかったです」、

「本当にふるスビーを作るのが大変だった」、「今日は「商標」をしりました。もっといろなことをしりたいです」、「ひこうきょりで3いでしょうひょうコンテストで2いでダブルではいってうれしかった」、「公園でもとばしてみたいです」、「知らないことがほとんどだったので、いろいろと知ることができてよかったです」、「わかりやすかったし、外できょうそうできたのがすごく楽しくて学べやすかったです」、「フリスビーを作ったりなげたりするのがとても楽しかったです」

■ご依頼者様のコメント

「先日はタイムリーな話題をまじえた商標の講座をありがとうございました。フライングディスクの創造工作も楽しく、子どもよりもわたしのほうがよっぽど夢中になりました。

この講座のあとはコンビニやスーパーに行って商標を目で追うのが楽しくなります。」

■担当講師の感想

講義にて様々商標を紹介しましたが、それらの商標の認知度が、子どもの世界では大人の予想と違ったことが、大変興味深かったです。

工作時間では、フライングディスクを楽しそうに工夫してくれて、作った思いなども話してくれて、そして、飛距離コンテストも盛り上がり、非常に楽しかったです。

また、飛距離コンテスト中に、雨が降らなかったことが本当にラッキーでした(コンテスト終了30分後には土砂降りでした)。

なお、やはり鬼滅の刃の人気は絶大だと感じました。



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