【日時】2022年2月26日(土) 14:00~16:00

【会場】台東区生涯学習センター407研修室

【対象】小学生:28名 中学生:1名

【担当講師】知財創造教育支援委員会 岩永 勇二、伊藤 夏香、東京委員会
松本 公一

■授業の概要
(1)クラブ員による作品紹介
例年は、クラブに所属する生徒さんたちが1年間で作成した中から優秀作品を紹介することになっていたそうですが、今年はコロナ禍ということもあり、紹介は割愛されました。
これに代わり、今年度は同会場の1階でクラブ員による作品展が実施されているとの紹介がありました。
(2)第1部
第1部では、前半に生徒さん2名が参加して、レオ君の電子紙芝居(「発明」ってなあに?)を上映し、後半は講師により「君も今日からエジソン」との内容で知的財産に関する説明を行いました。
(3)第2部
第2部では、紙コップ、紙皿、プラスチックストローを用いて、「ポップコーンの皿と飲み物のコップを片手で持てるアイデア品」の発明工作を行いました。
第2部の前半では、30分程度の時間をかけて、まずは個々の生徒たちが自らのアイデアを形にする製作作業に集中し、試行錯誤を行っていました。
後半では、早めに製作できた生徒さんからの作品発表があり、紙皿や紙コップあるいはストローを切ったり、貼ったり、折り曲げたり等の様々なアイデアによる斬新な作品がいくつも発表されました。
参加した生徒さんはみな集中して取り組んでおり、個人差はありますが、2つあるいは3つの作品を完成させ、発表していた生徒さんもいました。
最終的に、講師やクラブ代表からの簡単な講評がなされた後、製作した作品は各生徒さんが持ち帰りました。

■参加者の感想
参加した生徒さん全員からアンケートを回収し、その内容をまとめたところ、以下に示すような感想がありました。
「紙芝居とか絵とかがたくさんあり、説明が面白かった。」、「特許をどうやって取れるかしれて良かった。」、「レオ君の話が面白かった。」、「弁理士の仕事がわかった。」、「とろける水がすごい発明だなと思った。」、「発明工作が楽しかった。」、「とてもいい発明をするとまねされやすいから気を付けた方がいいということを知った。」、「小学生の発明の紹介が同い年なのにすごいなぁと思った。」、「作品を作るのに思い通りにできた。拍手がうれしかった。」

■ご依頼者様のコメント
アンケートの結果を見ても、子供たちの満足度が高かったことが伺えます。
また指導員及び運営委員も、「子供たちの発想には驚かされた」「大人も勉強になる題材であった」と、大変好評でした。

■担当講師の感想
第1部で電子紙芝居の実演を行いましたが、特に年次の低い小学生には絵やストーリーが入り込みやすく、概ね好評だったと思います。
また、参加した生徒さんの中から2名(兄弟で参加した方)の方にも配役して出演をお願いする等、主催者側の工夫も感じられました。
「君も今日からエジソン」では、講師からの問いかけに対し、低学年の生徒も含め多くの生徒さんが積極的に回答してくれたので、その姿勢がとても素晴らしいと感じるとともに嬉しくなりました。
第2部では、柔軟な発想と斬新なアイデアで創意工夫された作品が多く出され、みなとても意欲的に参加してくれていたと感じました。
また、講師陣やクラブ関係者も積極的に生徒さんたちとコミュニケーションを図ることができて、円滑な進行ができたものと思います。

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