【日時】2022年7月12日(火)09:00~12:00

【会場】東京都立八王子桑志高等学校

【対象】デザイン分野の高校3年生70名(2クラス)

【担当講師】知財創造教育支援委員会委員 太田 努

東京委員会委員 深澤 潔

 

■授業の概要

デザイン分野の生徒2クラスに対して、1時限目:知的財産全体の概要(担当:太田)、2時限目:意匠・著作権(担当:深澤)について講義を行うとともに、3時限目:著作権侵害についてのグループワーク(担当:太田・深澤)を行いました。

知的財産全体の概要については、弁理士業務紹介、知的財産権の種類とそれぞれのポイントを紹介しました。もしも知的財産権制度がなかったらどうなるか、などを生徒と一緒に考えながら、知的財産に対する捉え方を共有しました。

意匠については、意匠権で保護される意匠とはどのようなものか、といったことなどを動画を利用して紹介しました。著作権については、高校生が創作した詩を題材とした電子紙芝居にて著作権や著作者人格権の侵害とはどういうものかを紹介した後、特に複製や引用について補足説明しました。

グループワークは実際の著作権侵害事件を題材として、著作権侵害の成否やそのように判断した理由を、5~6名を1グループとして各グループにて議論及び結果発表してもらいました。

 

■ご依頼者様のコメント

今回、70名の生徒に知的財産特別授業を3時間もやっていただきありがとうございました。先生方の経歴を分かり易く紹介していただいたうえ弁理士の仕事について分かり易く説明していただいたおかげで「知的財産権」という生徒にとっては難しく受け止めていたのでは思っていましたが、まるで話のキャッチボールみたいになって生徒も積極的に挙手をして参加できたと感激しました。また、豊富な教材を用意していただき生徒も大変喜んでいました。電子紙芝居では新採の教員も参加させて頂き、生徒の人気者になり、他校の新採教員に比べ、幸せ者で在職でき、感謝いたします。また、ヒット商品はこうして生まれたの冊子と電子メモ帳のお土産も大変感謝いたします。生徒は大変喜んでいます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

■担当講師の感想

視聴覚設備が整った教室での授業でした。3時間の長丁場でしたが、所々で挿入したクイズや動画などの効果か、多くの生徒が最後まで取り組んでくれました。電子紙芝居では学校の先生や生徒の一部にセリフの一部をお願いしたところ快くお引き受けいただきました。講師からの問いかけやグループワークにおいて的外れな回答・議論はなく、生徒たちは的確な対応ができていました。単に講義を聴くだけでなくグループワークを含めて学校の先生や生徒たちも授業へ参加いただけたことで、知的財産により興味を持ってもらえるようになったのではないかと思いました。

 

Related posts