【日時】2022年8月6日(土)9:30~12:00

【会場】ふぁみりこらぼ(子育て支援・多世代交流施設)

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【対象】小学生(3~6年生)20名程度、 保護者10名程度

(ひたちなか市少年少女発明クラブ指導員7~8名)

【担当講師】知財教育支援委員会委員 岩永 勇二、茨城委員会委員 荻 弥生

 

■授業の概要

9:00~9:30           参加者受付

9:30~9:35           始めの会

9:35~10:20          講義

10:20~10:30         休憩

10:30~11:20         実習

11:20~11:30         片付け

11:30~11:40         アンケート

11:40~11:45         終わりの会

11:45~12:00         会場片付け

12:00~12:15         反省会

 

講義の始めに講師の紹介を行いました。次に、「パン職人レオ君の物語第一章」の電子紙芝居を視聴しました。次に、「君も今日からエジソン」に沿って身近な特許製品および小学生が発明した特許製品についていくつかの例を紹介しました。特許製品の例として挙げた「飲みこむ力が弱い人のためのトロミ剤」

については、実際に水に溶いてどのようなとろみが出るかを実験して見ていただきました。次に、具体的な課題を設定し、それを解決するための手段を皆さんに考えていただきました。発明は、エジソンのしたような大発明だけではなく、身近なところにある「困ったこと」(課題)を解決するための手段であることを説明しました。いずれの講義内容においても、問いかけると必ず複数人の挙手があり、参加者の積極性が高いことが伺えました。

休憩を挟んだ後、発明工作「片手で持てるかな」の実習をしました。実習は、参加者1人1人に行っていただき、保護者の皆さんにも実習していただきました。ほとんどの児童がスムーズに作品作りを行っていました。実習中は、講師が児童にアドバイスや応援のために声を掛けました。作り終えた児童の作品を順番に紹介しました。制作した児童に、作品の工夫点や製作する上で大変だった点を答えていただきました。

工作授業の後、アンケートを記入してくれた児童に弁理士会から動物クリップペンを渡しました。その他、「ヒット商品はこうして生まれた!」、漫画「特許ってなに?」、「弁理士Info」を持ち帰っていただきました。

終わりの会終了後、発明クラブの指導員の方々と講師で反省会を行いました。

 

■ご依頼者様のコメント

反省会において、以下のコメントをいただきました。

・事前準備はメール連絡のやり取りでスムーズに進んだ

・講義の途中で声掛けをしたことが子供の興味を引き付けて良かった

・授業の内容は、小学校3年生でも理解できたものと思われる

・発明と特許の違いが分かりにくかった

・特許権で損得する金額について、具体的な数値があると良かった

・発明の語源、特許制度の始まりの話があると良かった

・各作品について、他の児童が前向きな評価(改善点の提案)をし合う時間があると良かった

・親子で参加している方には子供から親の作品への意見やアドバイスを言う時間があると良かった

 

■参加者の感想(一部紹介)

「楽しかった。作った発明でいっぱいお金を稼いでみたいです。またやりたいです」「特許は大切なんだと思いました。特許で保護できるのはすごいと思います。学んだことを活かしたいです」「初めて特許や弁理士などの言葉を聞いたのでとても勉強になりました」「工作が楽しくてうまくできてよかった」

 

■担当講師の感想

ひたちなか少年少女発明クラブ様より昨年度に引き続きご依頼をいただきました。主担当になられた岩永先生がベテランの講師の先生であったため、授業の準備も当日の進行も何も問題が無く済み、発明クラブ様からもご好評をいただけたと思います。

授業自体について、岩永先生の実験を交える等の子供たちを飽きさせない工夫がとても効果的であったと思い、大変勉強になりました。

実習については、なかなか工作が進まない子がいました。その子の話を聞きながらアドバイスをしましたが、実習の現場でどのように声掛けをしたら創作意欲が沸くか、考えたいと思います。

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