【日時】2022年8月19日(金)10:30~11:30, 14:00~15:00

【会場】横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ ギャラリー

【対象】小学生12名(3年生以下:6名、4年生以上:6名)、幼児1名

【担当講師】知財創造教育支援委員会 美川 公司、太田 努

■授業の概要

午前と午後で、下記の通り計2回の小学生向け発明工作授業を行った。いずれの回も、自己紹介、弁理士の職業紹介、および工作課題の説明(約5分)→工作時間(約45分)→製作物の発表(約10分)の流れで進行した。授業終了後には、ノベルティとして動物クリップペンを配布した。

(1)午前の部「片手でできるかな」(進行:美川)

参加者は小学校高学年2名、小学校低学年5名、幼児1名(保護者5名)。小学校低学年を対象に募集したが、きょうだいで一緒に参加するグループがあったため、上記の学年構成になった。当初、幼児には難しい課題ではないかと心配したが、保護者の方にフォローいただきながら発明品を完成させることができた。また当該幼児には、シールで発明品を装飾するという課題に別途取り組んでいただくことで、最後まで飽きることなく授業に参加していただくことができた。小学生の参加者においては、すぐに課題に取り組む子や悩みつつ試行錯誤を繰り返す子がいたが、最後は全員が時間内に発明品を完成させることができた。中には、腕に装着可能な作品をつくった子どももおり、全員がとても柔軟で独創的なアイデアを発揮していた。

(2)午後の部「スマートフォンをおく台」(進行:太田)

参加者は小学校高学年4名、小学校低学年1名(保護者3名)。小学校高学年を対象に募集したが、こちらもきょうだいで一緒に参加するグループがあったため、上記の学年構成になった。美川委員の発案で、スマートフォンを縦にも横にも斜めにも置ける台を発明していただくことにした。「斜め置き」を可能にする台をつくることは相当難易度の高いものだったが、多くの子どもが工夫を凝らしてなんとかクリアした。惜しくも「斜め置き」ができなかった子も、コンパクトに収納可能な台や、極限までシンプルな構造にこだわった台をつくるなど、各自が創意工夫を凝らしている様子がうかがえた。

 

■ご依頼者様のコメント

本日のワークショップにつきまして、多大なるご協力を頂き、ありがとうございました。お陰様で、大変楽しい思い出に残る事業になりました。今、アンケートを集計しておりますが、みなさんとてもいい感想を書かれていました。集計ができましたら、お写真とともにお送りさせて頂きます。また、弊社他施設でも先生のご尽力を頂戴するかと思いますが、今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

 

■担当講師の感想

参加いただいた生徒の皆さんがとても積極的で、そのうえ保護者の皆さんとご依頼者さまも非常に協力的だったため、すごくやりやすい環境でした。上述した通り、生徒の皆さんはその独創的なアイデアをいかんなく発揮されておられました。特に、限られた時間の中で苦悩しながらも見事に作品を完成させていく様子は印象的でした。また保護者の皆さんには、生徒の工作が安全に行われるよう見守りつつ、フォローは最小限の範囲に徹していただき、子どもを主役とする授業作りにご協力いただきました。ご依頼者さまには、前日までの広報や参加者募集のほか、当日の会場設営および授業の見守り、さらにアンケート作成・集計までしていただき、大変お世話になりました。今回の発明工作授業について、アンケートでも高評価をいただきましたが、ひとえに、この場をご用意いただいた関係者の皆さまのおかげだと思っております。この場を借りて厚く御礼申し上げます。なお参加者数は、当初募集していた定員(各回24名)には満たなかったものの、むしろ講師が一人一人の参加者とじっくり対話できる人数であったため、ちょうどよかったと感じています。繰り返しになりますが、とてもやりやすい環境で、講師にとっても刺激のある授業になりました。本当にありがとうございました。

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