【会場】:ひたちなか市立東石川小学校 1F 図工室
【対象】:41名(小3:15名,小4:5名,小5:5名,小6:1名,保護者:9名.指導員:6名)
【担当講師】:知財創造教育支援委員会 遠田利明
茨城委員会 佐藤さおり
知財創造教育支援委員会 佐藤高信(オブザーバー)
■授業の概要
茨城県ひたちなか市にて、ひたちなか少年少女発明クラブの皆さまを対象に、電子紙
芝居、クイズ(発明、特許に関する講義)、及び発明工作を行いました。はつめい工
作教室は、昨夏以来の1 年ぶりの開催となりました。
はじめに、パン職人レオ君奮闘記の電子紙芝居を見ていただき、課題の設定、具体化
(解決手段)、特許取得、及び特許権に基づく模倣品の防止についての理解を深めて
いただきました。
次いで、電子紙芝居を題材にクイズ形式にて、特許を取得するためには、発明を文章
にて表現する必要があることや、あいまいな文章では当事者間の紛争のもとになるこ
と、また、特許権を広く取得するためには、文章にどういった工夫を施せばよいかな
どについて説明いたしました。講義では、特許要件として、新規性及び進歩性を有す
る必要があることについても、勉強していただきました。そして、そもそも発明(ア
イデア)は、どうしたら生まれるかについて、偉人を例に説明し、生まれた発明を具
現化する手段の一例として、自然をモチーフにした発明についても紹介いたしまし
た。講義の最後には、小学生の発明品(空き缶分別箱)を紹介しました。講義中、子
供たちからは、積極的に様々な質問をいただきましたが、その内容の高さには、ビッ
クリしました。
発明工作では、「はっぴょんを渡らせよう」をグループ形式で行いました。今回は、
単に橋などを作成して「はっぴょん」を渡らせるのではなく、グループごとに課題を
設定していただき、その課題を解決する手段を考えていただきました。「遠い町まで
『はっぴょん』を運ぶには?」、「両岸にいるそれぞれの『はっぴょん』を、それぞ
れの対岸に渡らせるには?」、「『はっぴょん』を少ない材料で(お金をかけずに)
渡らせよう」、及び「緊急時はどうする?」など、グループごとに様々な課題が見い
だされ、その課題を解決するための多様な手段(発明)が生まれました。
その後、グループごとに、自分たちの作品について発表していただきましたが、子供
たちは、救護班や節約班といった作品のネーミングとともに、誇らしげに自分たちの
作品をアピールし、その姿は、たいへん頼もしかったです。最後に、全員で写真撮影
を行いましたところ、子どもたち及び父母にはたいへん喜んでいただき、うれしく思
いました。
■子供たち、保護者、及び指導員からの感想
子供たち、保護者、及び指導員(主催者)の方々から、例えば、以下の感想をいただ
きました。
・はっぴょんをわたらせるためにたーざんろーぷを作りました。とちゅうでひっか
かったけどできてたのしかったです。
・(作品を)こわしたくはなかってけど、いい思い出ができました。またこんどやり
たいです。
・とっきょのことをよくわかったし、工作も楽しかったので、おもい出になりまし
た。
・特許について、わかりやすい授業をして下さってありがとうございました。各グ
ループでのアイデアを作品にする事で互いにアイデアを出し合い協力し、1つの作品
を作るという事がとても素晴らしいと感じました。
・工作が楽しくて、アイデアを形にしていくのが面白かったです。
・普段から困っている事を気にしてみようと思いました。子供とどうしたらよくなる
のか・・・と考えることを習慣にしてみるのも今の時期しかできない事だし、貴重な
時間になるのだなぁと思いました。
・充実した教室が開催できたこと、本当にありがとうございました。
■担当講師の感想
子供たちは、発明、特許に関する講義について難なく理解することができ、子供たち
のレベルの高さにたいへん驚かされました。また、発明工作では、全グループで異な
り、多様な課題が見いだされたことから、子供たちの発想力のたくましさに、たいへ
ん感服いたしました。日ごろから「ものづくり」に親しむ環境にあり、そのうえで手
先が器用な子供が多いことから、発表された作品は、素晴らしく、面白く、そして細
部にまでこだわりがあるため、みている私たちも非常にたのしかったです。
少年少女発明クラブの皆さまと、とても有意義な時間を過ごすことができ、たいへん
感謝しております。



