【会場】台東区生涯学習センター301号室
【対象】小学1年生〜中学3年生28名
【担当講師】知財創造教育支援委員会
副委員長 伊藤夏香、委員 丸山輝、委員 福田純一、副委員長 金子彩子(報告者)
■授業の概要
まず、クラブ生2人、講師4人、クラブスタッフ1人で、寸劇を行い、日常の不便さを転換することで発明が生まれることを伝えました。
次に、丸山委員が実務経験を基に、レンズ付きフィルム(使い切りカメラ)の発明や知的財産権、フィルムの研究から転じて生まれた顔用美容
ジェルの発明や知的財産権のお話をしました。レンズ付きフィルムと顔用美容ジェルが同じ会社の商品ということに驚かれたのではないでしょう
か。丸山委員がジェルの実製品を持参し、クラブ生は手にジェルを塗って見た目やテクスチャ、感触を楽しんでいました。
次に、弁護士でもある福田委員が、アニメキャラクタのイラストを転写したケーキや、アニメキャラクタの形態を模倣した菓子パン、キーホルダ
などホンモノ・ニセモノの写真で紹介しました。著作権やその大切さについてしっかり認識できたと思います。
後半は、「あったらいいな、こんなペン立て」の発明工作をしました。消しゴムが底に落ちても拾いやすいペン立て、トレイとしても使えるペン
立てなど、自分の課題にあった、一人一人違うペン立てを工夫して作成しました。完成後は、ペン立てのひとつひとつの工夫を発表し、紹介しまし
た。
■ご依頼者様のコメント
子供たちの発想力には改めて驚かされました。先生方の説明に興味津々な姿に、開催できてよかったと感じております。
■担当講師の感想
クラブ生から「どうして知的財産の授業をしようと思ったのですか」と質問を受けました。その回答として、小中学生が工夫して発明をする瞬間に
立ち会えることが大好きだから、と改めて実感しました。