【日  時】2025年6月8日(日)14:00〜16:00

【会  場】江戸川区子ども未来館

【対  象】小学4,5,6年生 13名

【担当講師】知財創造教育支援委員会 委員   高橋洋平

                  副委員長 小屋迫利恵

■授業の概要
2部形式で、前半は講義を、後半は工作を行なった。
講義では、身近な登録商標の具体例を提示しながら、商標とはどのようなものであるかを解説した。また、登録商標の登録の流れを簡単に説明し、商標権侵害、ライセンス契約の事例を提示しながら、商標侵害のリスクや商標権の活用について解説した。事例を挙げるたびに、児童から活発な発言がなされた。侵害事件の解説では、高額な損害賠償額に驚きの声を上げつつ「なぜ、そのような侵害をしたのだろうか」と疑問を呈する声が聞こえてくるなど、商標権侵害のリスクについての意識を高めることができた。
工作では、ペットボトルやスナック菓子の包み紙などの商品の形状を模した線図を印刷した紙を配布し、線図に商標を考えて記載し、線に沿って商品の形を切り取って台紙に貼ってもらった。商標を考えることは難しいようであったが、1つの商標を作成すると、2つ、3つと商標を作成する児童が多く、商標を考える難しさと楽しさとを児童に実感させることができた。

■ご依頼者様のコメント
ご依頼元の担当者の方から、「日曜日はメリハリのきいた知財授業をありがとうございました。おかげさまで子どもたちも商標の役割と重要性とよく理解でき、そのうえで創造性ゆたかな商標を考えてくれたようです。たんなる知識の付与ではなくて実習を通じた(将来の)産業応用性を見据えたユニーク授業は当館の財産ですので、今後ともよろしくお願いいたします」とのコメントをいただいた。
児童からは、「商標ってつくるのはむずかしいけど外からみるとさらーっと流れていっちゃうんだと思いました。楽しかったです。」などの感想が寄せられた。

■担当講師の感想
講義の序盤において有名スポーツブランドの模倣品事件やアニメキャラクタの文字や図形の商標登録事例を質問形式で説明したために受講生から積極的な発言があり、終始、和やかで質問が出やすい授業を行うことができた。商標工作では普段は社会人向けに行っているセミナー内容を小学生高学年向けに簡易版にアレンジして行った。30分の短い工作時間のなかで社会人とは異なる興味深い商標がたくさん生み出されたことは講師にとっても驚きであった。受講者が商標を生み出す楽しさと難しさを実感し、これから目にする商品やサービスの商標を新たな視点で観察してもらえたら一定の開催意義があったと考える。

講義では、身近な商標の事例を挙げる度に活発な発言がなされ、児童の興味の高さを感じた。工作では、悩みつつも楽しみながら商標を作成する児童達の姿を見て、今後何かの商品を手に取る度に商標を作成した本授業を思い出してくれるかもしれないと思った。


Related posts