【日時】2023年7月25日(火)14:00〜15:30

【会場】世田谷区立深沢小学校

【対象】小学生37名(申込40名、当日欠席3名)

   (内訳:1年生12名、2年生12名、3年生8名、4年生7名、5年生1名)

【担当講師】知財創造教育支援委員会委員 太田 努

           同委員会担当幹事 高橋 洋平

      (オブザーバ)同委員会委員 大久保 真己

■授業の概要

 今回の発明工作授業では「空飛ぶおもちゃ」について「どうやったら安全に飛ばせ
るか」をテーマに実施しました。当日は猛暑の中、参加者の小学生たちは午前中に校
内の屋外プールで遊んでいたらしいので、脱水症状対策として持参した水筒で適宜水
分補給をしてもらい、いつでもトイレを利用してよいことを徹底して授業を進めまし
た。

 授業時間は14:00スタートの90分間。まずは冷房の効いた工作教室内において最初
の約10分間で電子紙芝居「パン職人レオ君の物語」の前半部分を参加者の小学生に視
聴してもらい、その後の約10分間で、本日工作予定の「空飛ぶおもちゃ」の材料紹介
や安全に遊ぶための工夫の具体例の問いかけ、「工夫が発明(特許)・意匠・商標に
なるんだよ」といった知的財産権の基本知識を簡単に説明しました。

 14:20〜14:50に発明工作を行いました。昨年の受講者が数名いたこともあり、9割
くらいの生徒がすぐに工作をスタートさせました。何を作成したらよいか戸惑ってい
た1割の生徒には「どういう形だと飛ぶかな?」、「どうしたらほかの人に空飛ぶお
もちゃがぶつかっても痛くないかな?」といった作業のきっかけを与えて工作を促し
ました。生徒の中には様々な形を空飛ぶおもちゃに付加する子もいれば、いろいろな
絵や模様を施したり、シンプルな形状でさっさと工作を終わらせる子もいたりと、
様々な空飛ぶおもちゃが作成されました。

 工作後に5分ほど休憩を取った後、15:00から工作教室の隣にある冷房完備の体育
館に移動し、空飛ぶおもちゃを実際に飛ばしてみました。数メートルで落下してしま
うものもあれば、15メートルを超えて飛ぶものもあり、また、さらに改造して飛距
離を伸ばしてみたりと、生徒たちは楽しそうに空飛ぶおもちゃを飛ばしていました。

 15:20になったら工作教室に戻り、今回の授業の感想を書いてもらいました。生徒
たちは今回の授業を楽しんでくれたようで「楽しかった」という感想を多数いただき
ました。

■ご依頼者様のコメント

 授業後に担当者から送付されたメール文を以下に引用します。

 「子ども達の感想を見ますと、難しかったけど楽しかったという声が多く、考え出
す事に苦慮しながらも作り、改良することでより飛ぶようにできた…と達成感を得た
のではないかと思っています。子どもたちから、来年も!という声もあり、またご相
談させてください。」

■担当講師の感想

 発明工作を楽しんで取り組んでくれたようで何よりです。小学1〜5年生までの幅
広い年代の子供たちがいたため、電子紙芝居や工作に集中させることが難しい場面も
ありましたが、子供たちは講師の言葉に素直に耳を傾けてくれたので、スムーズに授
業を進められました。




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