【日時】2023年4月9日(日)14:00〜16:00

【会場】江戸川区子ども未来館

【対象】小学4-6年生16名

【担当講師】知財創造教育支援委員会委員 伊藤 夏香、金子 正彦

■授業の概要

4月から9月まで6回開催される江戸川区子ども未来館での知的財産特別授業の第1回と
して特許1の授業を行いました。まず、電子紙芝居 パン職人レオ君の物語第二章
「特許」ってなあに?の委員会製作によるダイジェスト版を見てもらい、実例の話も
してどのようなものが特許になるかを理解してもらいました。レオ君が載っている子
供向け小冊子「特許ってなに?」は帰り際に配布し、家で読んでもらうことにしまし
た。

次に、受講者全員に、自己紹介と得意な科目や習い事など何でも発表してもらいまし
た。16名全員が初対面でしたので、お互いを知り合い仲良くなれるきっかけになりま
した。水泳を習っている子が4名いて、得意な泳法は?と聞きあったりしていまし
た。

休憩後、回転台の発明工作を行いました。回転台の見本を見せ(ただし解体しないこ
と)、紙皿、紙コップ、A3工作用紙、ビー玉などを材料にして、下方は固定して上
方が回転して横ずれしない回転台を作ってもらいました。完成した子から作品を掲げ
て工夫したところを発表してもらいました。最終的には全員それぞれ工夫した作品を
作ることができました。

■ご依頼者様のコメント

以下のコメントを授業後のメールにていただきました。

参加者は全員工作を楽しんでいてよかったです。

解決すべき課題が「台をくるくるまわるようにする」でしたが、見本(ろくろ台?)
と材料(紙皿やビー玉など)を与えても小学6年生でさえ解決と結びつかなかったの
は意外でした(もう一歩の子がいましたが)。ビー玉をベアリングに使うことにだれ
かが閃いたら全体に波及するたいへんなブレイクスルーになり、発明にはひらめきと
工夫が必要なことがわかったのではないでしょうか。全員授業のはじめから終わりま
でに息切れすることなく集中していたので来月も楽しみです。

■受講した児童の感想より

・今日初めて知的財産権授業をしたら友達ができて図工も楽しかった。

・今回が初めての授業でした。最初の電子紙しばいで、とっきょは自分のアイデアを
守るにあたって大切なんだなと思いました。そして次に工作をしました。最初はでき
ない!!とあきらめかけたけど、がんばったらできました。そしてデコレーションを
しました。とても楽しかったです。また次の授業もがんばりたいです。

・くるくるするものを作っても、みんなやり方がちがって、びっくりした。

・ビー玉をつかわずにまわす方法を考えた。まん中の棒がぬけないように、画びょう
みたいにした。どうやってまわすのかを考えるのがむずかしかった。

■担当講師の感想

受講者に自己紹介してもらったのは、友達になれたとの感想もあり良かった。

回転台見本は内部構造を見ることができないので、何が課題で、どう解決するかを絞
り込むのが難しかったようである。工作途中でヒントを出すことを考えても良かっ
た。工作に1時間以上使えたので、全員が作品を作り終えることができた。



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