【日時】2023年7月9日(日)14:00〜16:00

【会場】江戸川区子ども未来館

【対象】小学4年生〜6年生13名

【担当講師】知財創造教育支援委員会 委員 赤羽崇(報告者)竹澤誠(オブザー
バー:飯田匡章、上田精一)(敬称略)

■授業の概要

 赤羽より、アニメのタイトルの商標、立体商標、色商標、音商標などの例を紹介し
て、商標権の効力を説明したうえで、権利行使(税関差し止め)の事例を簡単に話し
ました。

 続いて、竹澤先生より、オリジナルの資料を用いて、フランク三浦事件やpumaと
Shi-saの事例などを題材に、商標の類似について解説しました。

 次に、昨年度も好評だったということもあり、工作「フライングディスク製作」を
行い、商標にちなんでディスクの名称を考えてもらいました。最後に、外でディスク
の名称発表とともにディスク投げ大会を行いました。

■ご依頼者様のコメント

 「参加者は魅力的な商標をつけるよりは工作に熱中していましたが最終的によい商
標を決めてくれました。独特の意匠もちりばめられていました。よく飛ぶためのフラ
イングディスクの空力的なチェックをする場が教室の端しかなく、狭くて参加者には
気の毒でした。」

 児童からは、商標は自分の作ったもの(商品等)を守るということがわかった、工
作のフライングディスクは飛ばなかったけど来月も楽しみ、難しかったけどおもしろ
かった、飾り付けを工夫し名前を考えることができた、いつもありがとうございま
す、などの感想がありました。

■担当講師の感想

 授業中は、「これ知ってる!」「(登録商標と税関差し止め対象の商標とは)どこ
が違うの?」などと、前回に引き続き活発に発言してくれる児童が多く、盛り上がっ
たと思います。工作では、フライングディスクの原理などをあえて説明せず作業して
もらいましたが、友達や先生方と話しながら徐々に手が進み、それぞれに個性ある工
作作りをしていたように思います。ネーミングについても、いろいろな観点で名付け
られたものがあり、個性が出ていたと思います。

 オブザーバーの先生方にも、暑い中工作の指導やフライングディスク大会のお手伝
いをしてくださり、大変感謝しております。




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