【日時】2023年7月31(月)10:00〜11:30

【会場】十日市場地域ケアプラザ 多目的ホール

【対象】小学生16人、保護者6人

【担当講師】日本弁理士会知財創造教育支援委員会 委員 高原千鶴子

■授業の概要

知財工作の内容「ペン立て」

夏休み子ども体験工作として、ペン立てを作りました。ペン立てを作るための準備と
して以下の内容の授業を行い、最後に、発明で工夫した点を全員に発表してもらいま
した。

・知財授業「発明ってなあに」(20分)

・自分だけの「ペン立てを作ろう」参考用資料(5分)

・発明工作「ペン立て」(40分)

・発明工作で工夫した点の発表(20分)

・感想文(5分)

弁理士会の方針として、「皆さん。さあ同じものを作りましょう。」というものでは
なく、自分だけのオリジナルなものを作ろうというコンセプトが我々の知財授業です
ので、生徒さんの脳に「ハット」ひらめくものを起こすために、以下の知財授業「発
明ってなあに」を行いました。

“明とは、生活の中の「ちょっとした不便」を解決することで、今あることから簡
単に思いつかない新しいことが必要。発明に挑戦してみよう、ということで、丸型
の鉛筆が机の上を転がって床に落下してしまう問題をどうしたらよいかという問題の
提起。小学生と中学生の発明紹介。

と明したのは日本人または外国人?

最初、生徒さんは、何を、どうしたら良いのだろうと思って少し戸惑いが見られて手
が動かなかったのですが、時間がたつにつれて、熱心に、画用紙やダンボールと取り
組み始め、他の生徒さんの工作物を覗いたり、真似したり、邪魔することがなく、皆
楽しそうに「ペン立て」を作り終えました。その後の工夫した点の発表は、全員にお
願いしたところ、1人も嫌ということなく、大きな声で発表ができたのには驚きまし
た。

●生徒の感想 ほぼ原文のまま

1年生:楽しかったしいろんな工作ができてうれしかった。また来たいです。

2年生:私のペンケースの工夫したところは、シ−ルの台紙を紙コップでつくったこ
とと、中に消しゴムなどがおけるように小さな中を作ったことです。

3年生:いろいろな勉強や工作をしてとても楽しかったです。またいろいろな工作や
勉強をしてみたいです。

4年生:私はいろんなことが知れて工夫して工作できて楽しかったです。これから
も、不便なことがあったらこのように色々作ってみたいと思いました。これがきっか
けで色々考えられるようになりました。

5年生:初めてやったのでとても楽しかったです。工夫してペン立てを作るのは、
思ったより難しかったです。でも納得できるペン立てをつくれたので嬉しかったで
す。

6年生:どういうのを作るか考えるとき実現するものしか思い浮かばなくて、1から
考えるということがどれほど難しいか理解できたし、便利とか困ったことを解決す
るってたいへんなんだって思えました。

●保護者の感想

・本日は有難うございました。親子で工作(発明品=使い易さ、便利さ)の体験がで
きる機会を作って頂き有難うございました。参加したお友達の作品を見てその違いを
発見したりできました。この経験が将来に生かせる子供達の成長のはげみになったこ
とと思います。

・発明に関するお話は、クイズなどを交えて子供達も楽しく勉強することができまし
た。工作もいろいろな材料をご用意頂き、子供が夢中になって取り組んでいました。

・発表は少しドキドキしたようですが、良い経験になりました。有難うございまし
た。

■ご依頼者様のコメント

知財授業のときの子供たちの話を聞いているときの真剣な表情やクイズを楽しみなが
ら取り組んでる姿勢が印象に残りました。また、子供達は、最初どういうものを作っ
たらよいか考えているので、出だしは少し時間がかかったように思いました。しか
し、作り始めたら、夢中になって黙々と工作に取り組む際に他の友達のものを見るこ
となく、自分で考えて作成している取り組みが見られ、将来の何かのきっかけの一つ
になったらいいなと思って開催した趣旨に合っていて良かったと感じました。

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