【日時】2023年9月4日(月)9:50〜11:30

【会場】新宿区立落合第二小学校

【対象】小学生52名(6年生2クラス)

【担当講師】知財創造教育支援委員会担当幹事 高橋 洋平(6年1組担当)

同委員会委員 大久保 真己(6年2組担当)

(オブザーバ)同委員会委員 川上 則明

■授業の概要

 今回の発明工作授業では、「洗面所を汚さずに筆を洗えるかな?」をテーマに実施
しました(参考サイト「筆の洗い方
www.lettuceclub.net/news/article/1090747/」、日本弁理士会 指導の手引
き「汚さずに流せるかな」)。

 授業時間は、時間割の2時間目と3時間目に相当する9:50〜11:30で行いました。本
来の時間割では、1時間目終了が9:30で2時間目は9:40スタートですが、行間休みを1
時間目と2時間目の間にずらして9:50スタートとすることで、授業準備時間を確保す
るようにしました。(ただし当日は、講師控室に迎えが来るのが9:45頃だったため、
授業準備時間はほとんどない状態でした。)

 授業では、最初の約10分間で「パン職人レオ君の物語」を視聴してもらい、その後
の10分間で動画内容の復習及び本日工作予定の「洗面所を汚さずに筆を洗えるか
な?」の課題の検討、工作材料の確認等を行いました。

 工作時間は10:10〜10:35の25分としましたが、早めに工作作業が終わった子は、教
室前の水道で実際に墨汁を使いながら実験をして改良を進めていました。

 工作後に10分ほど休憩を取り、10:45〜10:55の10分間で工作の発表を行いました。
工作の発表では、最初は積極的に手が上がりませんでしたが、こちらから指名をした
り、担任の先生が各班1名ずつ発表するように促してくれたりしたので、様々な工作
の工夫点を聞くことができました。

 工作発表後に11:05〜11:15の10分間で、自身のキャリアを基に弁理士の仕事につ
いて説明を行いました。今回の授業では、「法律を扱う弁理士のお仕事を知る」、
「日本と世界とのつながりを含めたキャリア教育」という要望が事前にあったため、
弁理士の仕事を分かり易くかつ外国との関わり合いを踏まえてお話ししました。

 その後、11:15〜今回の授業の感想を書いてもらい、弁理士会のお土産(水平ノー
ト等)をお渡しして11:30に終了しました。

■授業後の教師感想

 授業後に担当の先生から送付されたメール文を以下に引用します。

「昨日は、授業を実施していただき、本当にありがとうございました。当日の反応や
振り返りはもちろんですが、家でもたくさん話題に出たそうです。「やってみておも
しろい」「特許という言葉を初めて知れた」「自分でもいつかチャレンジしたい」
「弁理士さんは大変そうだけど、すごい」様々な反応があり、一人ひとり学びがあ
り、大変勉強になりました。社会科の「政治」や「憲法」・「法律」、また総合の時
間でこれから取り組む「キャリア学習」につなげてまいります。また、12月には社
会科見学で霞が関へも行く予定なので、今回の学びを生かしていきたいと思いま
す。」

■担当講師の感想

 参考サイトの筆の洗い方を元に発明工作を実施しましたが、紙コップや紙皿を用意
したこともあり、想像していたよりもたくさんのアイデアが出ていたと感じました。
また、「失敗はしてもいいから手を動かしてみよう!」という先生のお声がけもあ
り、子供たちが積極的に様々な工夫をして実験していたのが印象的でした。




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