【会場】世田谷区立中里小学校
【対象】小学生43名(5年生2クラス)
【担当講師】知財創造教育支援委員会委員 小屋迫 利恵、大久保 真己
(オブザーバ)同委員会委員 鶴田 聡子、飯田 匡章
■授業の概要
今回の発明工作授業では、「空飛ぶおもちゃ」をテーマに実施しました。授業は、
小学5年生を対象に時間割の3時間目と4時間目に相当する10:45〜12:20(95分間)で
行いました。
授業では、最初の約10分間で「パン職人レオ君の物語」(第一章)の電子紙芝居を見
ていただき、その後講義を行いました。
電子紙芝居では、生徒さん4名に各役を演じていただきました。講義では、発明者
クイズ、小学生の発明品の紹介(ハルカのペーパースコップ)、及び身近な発明品の紹
介(カップヌードル、瞬足)を行い、特許とは何かについて説明しました。
その後「空飛ぶおもちゃ」の発明工作に取り組んでいただきました。「空飛ぶおも
ちゃ」の製作後は、体育館に移動して、「空飛ぶおもちゃ」の飛距離を競う飛距離コ
ンテストを開催しました。
コンテスト後は、表彰式を行い、上位3名の生徒さんに表彰状をお渡ししました。
また、今回の授業の感想を書いてもらい、弁理士会のお土産(水平ノート等)をお渡
しして12:30頃に終了しました。
■授業後の感想
生徒さんからは、アンケートにて「最初はあまりアイデアが思いつかなかったけ
ど、かんがえているうちにアイデアが思いついてきて、遠くまで飛ぶおもちゃを作る
ことができてうれしかった」、「どんな人でも発明ができることを知ったので、これ
からたくさんのアイデアを使って人々の役に立てることをやりたい」、「最初は自由
に作っていいと言われて不安だったけれど、作っている中で楽しくなってきて、とて
も面白かったです」、「皿の周りを切ると空気抵抗がへって飛ぶなど、いっぱい学べ
たので理科などにも活かしたい」などの感想をいただきました。
■担当講師の感想
工作時間は約40分と少し短い作業時間でしたが、皆さん積極的に取り組み、廊下で
試し投げをしながら改良を進めていました。自由に工作を楽しんでもらうため、あま
り具体的な指示はせずに工作をスタートさせました。最初はアイデアが浮かばなかっ
た生徒さんも、積極的に手を動かしながら次々と工夫を重ねていたのが印象的でし
た。最終的にはみなさん様々な形状の空飛ぶおもちゃが出来上がったので良かったと
思います。