【会場】江戸川区子ども未来館
【対象】小学4-6年生14名
【担当講師】知財創造教育支援委員会委員 金子 彩子、飯田 匡章(報告者)、
 (オブザーバー 小屋迫 利恵)(敬称略)
■授業の概要
4月から9月までの期間に計6回開催される江戸川区子ども未来館でのゼミ「知的財産
 にツヨくなるーアイディアが未来をつくるー」の第1回として特許の授業を行いまし
 た。まず、受講生全員に自己紹介してもらうとともに、「こんな発明があったら嬉し
 いな」というアイディアを自由に発表してもらいました。受講生同士は初対面でした
 ので、お互いを知り合い仲良くなれるきっかけになりました。
次に、電子紙芝居(パン職人レオ君の物語 第一章「特許」ってなあに?)を上映し
 た後、特許の実例(ランニングシューズなど)、高校生の発明、身近な物の発明
 (ティッシュボックス)などを紹介し、工夫することが発明であること、どんなもの
 が特許になるのかを理解してもらいました。
次に、ペン立ての発明工作を行いました。紙コップ、工作用紙などを材料にして、自
 由に作ってもらい、完成した生徒さんには最後に発表してもらいました。
お土産には、レオ君が載っている子供向け小冊子「特許ってなに?」をお渡しし、家
 で読んでもらうことにしました。
■ご依頼者様のコメント
以下のコメントを授業後のメールにていただきました。
第1回の知財講座をありがとうございました。最初の回なので参加者は緊張していま
 したが徐々にほぐれていって発明工作を楽しんでいたようで何よりでした。
■受講した児童の感想より
・役立つ物を発明してみたいなと思いました。発明や特許について、もっと学びたい
 なと思いました。
・さいしょは、しらない人ばかりだったけれど話してみるとたのしくて友だちになれ
 ました。おもしろかったです。
・とっきょのことについて知ることができました。次何をやるか楽しみです。
・あまり時間が無かったけど、弁理士のことや特許のことがよく知れた。発明のこと
 もわかってとても楽しかった。
・さいしょはなにつくろうかなやんだけど、おもいついたし、たのしかった。
・工夫して発明できて楽しかった。材料によって工夫できた。じょうぶになるように
 くふうできた。工夫ははつめいとしった。ありがとうございました。
■担当講師の感想
最初に自己紹介の時間を設けることで、生徒さん同士が仲良くなるきっかけになった
 のでよかったと思います。授業のパートでは、生徒さんとコミュニケーションをとり
 ながら進めました。質問を投げかけると、活発に発言してくれる子もいて、スムーズ
 に進行できました。工作のパートでは、作りながら考える子や、設計に時間をかける
 子など、取り組み方に個性が現れていました。お題が難しかったようで、最初は何を
 作ろうかと悩んでいた子が多かったように感じました。特にヒントは与えませんでし
 たが、徐々に手を動かし始める子が増え、最終的には、ユニークなアイディアを取り
 入れたペン立てを作る子も多く、とても驚かされました。





