【会場】世田谷区中里小学校 ランチルーム
【対象】小学5年生 42名
【担当講師】知財教育支援委員会委員 伊藤 夏香、藁科 えりか
久下 範子(オブザーバー)
■授業の概要
電子紙芝居(特許ってなあに 第1章〜第2章)を担当講師で分担して行いました。
藁科委員から、「身近にある発明」としてカップ麺および瞬足の技術紹介をしまし
た。次いで、伊藤委員から、「小学生の発明」としてペーパースコップを紹介しまし
た。
発明工作は「ビー玉回転台」を行いました。ビー玉など身近な材料を使用して、上下
に組み合わせた2つの台のうち上の台を下の台に対して回転させるという課題を解決
するために、生徒は模型を触って試行錯誤しながら自由な発想で思い思いにオリジナ
ルの回転台を作りました。初めはなかなか工作イメージがわかない生徒がいました
が、講師がそれぞれの悩みに対して少しヒントを与えると何かしら思いついて手を動
かしながら工夫していました。最終的に、実に様々な作品が出そろい、各班1人ずつ
十数名が作品と工夫点を発表しました。
■ご依頼者様のコメント
(担当の先生より)
先生方による特別授業、本当に貴重な機会と時間でした。
材料のヒントはありましたが、新しいものを作り出す、考える、形にするを考え続け
た2時間は、子どもたちの大きな学びとなりました。ありがとうございました。
ぜひぜひ、来年度も、ご指導いただけること、願っております。
(生徒の感想文(抜粋))「私は最初、知的財産について知りませんでした。なので
この学習を通して知れてよかったです、親が知っているか気になります!いつも自分
が使っている、食べている物がたくさんの開発によって生み出された事を知りまし
た。自分で開発してみると、大変だったけれどすごく楽しくて、出来た時にスッキリ
しました。」「今日、ビー玉回転台を作ってみて、本当はかんたんに作れると思った
けど、作ってみると、自分の考えや工夫がとても大事ということが分かりました!こ
の工作を生かして家とかで色々な物を作ってみたいと思いました。」「今度は家族の
役にも立つような物を作りたいと思います。また、ぜひ中里小に来て下さい。」「特
許は「特許にしてください」と言ったら簡単にできると思っていました。今回(簡単
ではないと)知れて良かったです。家で発表したいです。」「色々と、頭を使えて思
いつけたのがとても楽しかった。」「楽しかったことは、工作でいろいろと工夫した
りしたことです。私はみんなと違う物ができちゃったんですけど、それも楽器みたい
でかわいい物ができました。」「発明って難しいと思ったけど頭にぽかーんとひらめ
いて意外と簡単だった。今日は来てくださってありがとうございました。またやって
みたいです。最後のネタばらしが驚きました。楽しかったです。」「回転台を自分で
作ったとき、すごく頭を使ったな〜と思いました。」「「発明」とはどういう事なの
か、弁理士の仕事はどういう物なのかということが分かりました。自分もくらしをよ
り便利に、楽しくするために「発明」をしてみたいと思いました。また、しくみが分
からないものを自分で考えてつくるのがとても楽しかったです。また体験してみたく
なりました。」「家でも「発明」ができそうなのでやってみます!善は急げと言いま
すから、早速、親の「ニーズ」を聞いて作ろう!と思っています。楽しみです!」
「小学生が発明なんて無理!と思っていたけれど、実際に小学生が発明をして、それ
が認められていることにびっくりしました。わたしもこうなって欲しいなーと思うこ
とがあったら、考えて発明してみたいです。」「最初の紙芝居で発明を楽しく知れま
した。」「色々考えながら工夫をしていくのが楽しかったです。新しく知的財産につ
いて知ったことも沢山あるので、家族や友人に教えてあげたいです。」「まわる皿を
作るのは難しかったけれど作るのは楽しかった。」「答えが分からない状況でどう
やって答えを導き出すのか考えるのが楽しかった。」
■担当講師の感想
・ビー玉(皿)が回転しなくなったことに気付いた生徒が、「これは試作品だから!
これはなし!これから改良するんだ!」と発言しており、失敗を生かそうと意欲的に
取り組んでいた姿が印象的でした。まったく同一の工作はなく、単に「工作が楽し
かった」というだけはなく、それぞれの工夫や個性がよく表れた工作になったと思い
ます。「これではビー玉が皿の内部から零れ落ちてしまう」「思ったよりもビー玉が
回らず、皿も回らない」との難局にぶつかった生徒が、零れ落ちないようにするなど
の工夫を行い、難局をひとつひとつ解決していることがわかりました。
・生徒がちょっとしたことにもありがとうと言ってくれて、礼儀正しい姿が印象的で
した。生徒1人1人がしっかり話を聞いてくれて、元気よく反応してくれました。感
想文からも、生徒に授業の意図がしっかり伝わっていたことが分かり、また、また来
て欲しいと書いてくれた子が何人もいたことを嬉しく思います。