【日  時】2025年7月12日(土)10:50-12:10

【会  場】学校法人八千代松陰学園

【対  象】中学1年生〜高校3年生 16名

【担当講師】千葉委員会 委員 田久保 泰夫

      知財創造教育支援委員会 委員 金子 彩子

      オブザーバ講師:千葉委員会 委員 若田 充史、辰野 樹市

■授業の概要

生徒は固定クラスではなく「土曜講座」に申し込んだ有志の16名が参加した。日本技術士会千葉県支部との共同開催であり、オブザーバとして、西田 宏 技術士が参加した。

前半、田久保委員が、知的財産権の観点を交えて起業について講義を行った。それを踏まえて、各生徒は自分の起業プランを考えた。観点は、(1)会社名、(2)何を(提供する製品又はサービス、製品又はサービスのポイント、何が特徴か、何が新しいか)、(3)誰に(提供する製品又はサービスの対象者)、(4)どのように(提供手段:ネット通販、リアル店舗、リアルサービス、ネットサービス。宣伝方法:ネット広告、SNS、ポスティング・折込、口コミ)、(5)収益、であった。

後半、4人×4班に分かれ、班内で4人の起業プランを持ち寄って1人に絞り込み、1人の起業プランを4人で具体的に発展させた。最後、4班より発表を行った。

終了後、生徒からは以下の様な感想を得た。

「違う学年の人とグループワークをして緊張したけど、徐々に思った事も言えるようになってとても良かった。司会という役割でどうすればいいか分からなかったけど、弁理士の方が色々な視点からアドバイスしてくださったのでいい感じに進めることができた。今までにない経験ができたので、参加して良かったなと思いました。また、今回のお話を聞いて、自分の好きなこを仕事にできるのはすごく良いなと思いました。」(高2)

「弁理士という未知の人達に出会えて新しく知ることができたことを嬉しく思います。四人班で新しいサービスの提供を考えた時に初めましての人の出した案がとても良い案で将来的にビジネスとしてやっていけるのではないかと思いました。1人では難しくても何人かで協力すれば会社の設立も夢ではないのだなと感じました。」(高3)

「ほぼすべてのものに特許があり、起業したいなと軽い気持ちでいたのですが、起業はしっかりビジョンを持ってないと長く続かなかったり、近年は周りとの差別化が大事なんだなと思いました。初めて土曜講座を受けました。思った以上に学べることが多くて楽しかったです。実際に働いてる人から教えてもらうのですごくためになりました。」(高3)

■ご依頼者様のコメント

「高い満足度と、生徒たちの振り返りの内容から、大変良い学びの機会をいただけたと、あらためて御礼申し上げます。よろしければまたこのような機会をいただけますと幸いです。」との感想を担当教諭より得た。

■担当講師の感想

固定クラスではなくほぼ初対面の生徒のグループワークであったがどの班もスムーズであった。起業という観点から知財授業を行ったのは初めてであったが生徒の満足度も自分の予想より高かった。

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