【会場】神奈川県立柏陽高等学校 教室
【対象】高校1年生 1名、担当教諭 1名
【担当講師】神奈川委員会委員 川嶋 聡
■授業の概要
授業の内容は以下である。
(1)知的財産権に関する概要
(2)産業財産権に関する概要
(3)特許、実用新案、意匠、商標に関する基本的な内容
(4)特許のアイデア出しのワークショップ
(5)特許の権利範囲についてのワークショップ
(6)動画(もうけの花道[中国地域知的財産戦略本部])による特許に関する話
当日は説明資料を画面に映して説明をした。参加者が1名のため説明資料に基づいて対話形式で説明及び質疑応答を行った。
アイデア出しでは、身近な課題に対して自分の解決策を出してもらった。権利範囲についてはより発明の本質を自ら考えてもらった。動画をみても
らい、製造方法の権利取得と改良した製品と特許権について理解を深めてもらった。
■ご依頼者様のコメント
依頼者からは以下のコメントを授業後のメールでいただいた。
「私は、経済や商業関連のことに興味があってこの講義を受けようと思ったけど、弁理士の仕事に少し興味を持った。特許を取ることは自社の製品
を守ることだと思っていたけど、特許得ても技術が公開されて利益にならないこともあることやノウハウとして技術を守る手段もあることを知れて
よかった。大人になって、私がどんな仕事をしているかは全然想像がつかないけど、この話を聞いてさらに視野が広くなったと思う。ありがとうご
ざいました。」
■担当講師の感想
参加者の生徒は、将来は考古学を学びたいと話していたので、初めから知的財産に興味があって参加したのではなかったと思う。そういう生徒の方
が新しい世界に興味を持って頂いたことはとても良かった。
授業は座学で一方的な説明ではなくワークショップを取り入れて対話形式で行ったことは、参加者が講義に集中できたことに繋がったと思う。
高校生への知的財産の授業を初めて体験したが、身近なテーマ等を取り入れることでぐっと興味が増していくと感じた。
総体的にみて、こちらが伝えたいことは概ね理解して頂いたと感じた。