【日時】:2022年12月03日(土) 13:00〜15:00

【会場】:アイメッセ山梨 4F大会議場

【対象】:32名(未就学児: 3名、1〜3年: 11名、4〜5年: 4名、保護者14名)

【担当講師】:知財創造教育支援委員会 遠田利明、山梨委員会 三原秀子

■授業の概要

 山梨県甲府市アイメッセ山梨にて、未就学児及び小学生を対象に、電子紙芝居、発明に関するクイズ、及びはつめい工作を行いました。

 はつめい工作教室は、新型コロナウィルス感染症の影響により、3年ぶりの開催となりました。

 はじめに、パン職人レオ君奮闘記の電子紙芝居を見ていただき、アイデア、具体化・工夫、発明、特許への流れをとおして、特許及びデザインに
て模倣を防ぐ仕組みについての理解を深めていただきました。

 次いで、便利なものに隠れている発明品や、そもそも身近な発明品はどうやって生まれたか等を題材にして、○×形式によるはつめいクイズを行
いました。子どもたちには、クイズに対して○×を答えるだけでなく、積極的に正解となるその理由まで発言していただきましたが、その解答のレ
ベルの高さには、たいへん驚かされました。

 最後に、かっこいい『ペン立て』、かわいい『ペン立て』、面白い『ペン立て』、ちょっと変わった『ペン立て』等のオリジナルのペン立て(物
入れ)を作製していただきました。今回は、参加者が未就学生から高学年までと幅広かったため、未就学生や低学年のお子さんには、ペンなど道具
をキチンと整理できる便利な物入れを、高学年のお子さんには、便利な物入れに加えて、もう一工夫オリジナルな点を加えた物入れや、かっこよい
(かわいい)意匠(デコレーション)をほどこした物入れ等、学年に応じて難易度を上げて、作製に取り掛かっていただきました。

 その後、子どもたちには、教室の前に立っていただき、自分の作品について発表していただきましたが、皆、誇らしげに自分の作品をアピールす
る姿には、たいへん感銘を受けました。子どもたちに、発明者及び権利者として自分の名前が記入されている『こども特許証』を授与し、父母によ
る写真撮影を行いましたところ、子どもたち及び父母にはたいへん喜んでいただき、うれしく思いました。

■主催者側及びご父母の方々からの感想

 主催者側及びご父母の方々より、以下の感想をいただきました。

 たいへんオリジナリティのある楽しい授業で、よかったです。また、未就学児の子どもたちも、お兄ちゃんやお姉ちゃん達と一緒に楽しんで作っ
ていた姿が印象的でした。

 最近はコロナの影響で子どもが体験できる行事がなくなってしまい、子ども対象の工作教室があると知ってうれしかったです。

■担当講師の感想

 今回の発明教室は、甲斐クラフトフェアと同時開催となりました。そのため、発明教室には、物つくりが大好きな子どもたちが集まり、発明工作
のポイントについて非常によく理解できる子どもが多かったです。発明(作品)としては、例えば、回転するペン立て、鍵付き引き出しを備えたペ
ン立て、各種文具の寸法に合わせた設計のペン立て、切り株様のペン立て、クリスマス模様のペン立てがみられました。一つとして同じ作品がな
く、ペン立ての構造やデザインなど様々な工夫を凝らし、多彩な作品がみられ、これらの多種多様な作品をみますと、改めて子どもたちの創造力の
逞しさに驚かされました。


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